|開催レポート|枝豆の種を蒔きました
2017年 04月 23日
2017年4月22日、せんだい東部復興市民会議としては今年の農業体験第一弾となる農業体験イベント「枝豆の種まき」を行いました。
会場は、仙台市若林区三本塚地区でお借りした畑。すぐ近くには「三本塚津波避難ビル」があります。三本塚地区は東日本大震災で発生した津波によって甚大な被害を受けましたが、現在では約7割の世帯が現地で再建しています。津波避難ビルも今年の3月にできたばかりの、三本塚にとっては待望の防災施設になります。
準備段階では小雨がぱらついて心配しましたが、始まる頃にはきれいな青空が見えてきました!お父さんに抱っこされたままの赤ちゃんからおじいちゃん、おばあちゃんまで、多世代が集まって、夏に向けた枝豆の種まきです。
指導者は三本塚のお母さんたち。ずんだ餅づくりの達人でもあります。種が青いのは、「ハトに食べられないように」薬でコーディングしてあるため。種から芽が出て根を張るまでは「ハトに注意」なのだそうです。
一つの穴に2粒の種を置いて、優しく土をかぶせる―この作業を繰り返しながら、みんなで種を蒔いていきました。
種を蒔き終わると、「ハト対策」のトドメとして鳥よけテープを畑に張り巡らせました。
畑作業が終わった後は、津波避難ビルの屋上に上がって周辺を眺めました。「海のほうを見ると松林がまばらになっているのが分かると思います。ここからは荒浜小学校も見えるし、その後ろに丘のように見えるのは金華山。反対の西側を見ると蔵王も見えるんです。屋上には100人が避難できるようになっています」(小野代表/三本塚町内会長)
最後に、畑作業を労いながら三本塚のお母さんから差し入れしていただいたキャベツ・キュウリ・人参の浅漬けをいただきました。美味!美味しさの秘密をうかがうと、「砂糖を少し入れるの」だそうです。
「近くに寄ったら、畑の様子も気にしてね」と三本塚の皆さん。夏のずんだ餅づくりも楽しみです!
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
by sendaieastkitchen
| 2017-04-23 12:00
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